Never say good-bye

「お母さん。あのね…。あたし、好きな人が、できたの。」


「エッッッ…。」

沈黙が流れた。


お母さんが急に泣き出してしまった。


「咲季。良かったね」


予想外の言葉に戸惑った。

「最近ガラッと性格が、変わって、いつも笑って学校の事話してくれることなんて、今まで一度も無かったじゃない。あんな楽しそうに話しているの見たの初めてで、どうしたのかな?ってお父さんと話してたのよ。こんな不自由な体に産んだのはお父さんとお母さんのせいだから……。
咲季が人並みに育ってくれてお母さん嬉しくて。」


「お母さん。そんなこと思ってくれてたんだ。ありがとう。あたし彼のお陰で変われたの。彼と出会えて変われたの。彼はあたしにとって無くてはならない存在なんだ。」


「今日はデートなんでしょ?行ってらっしゃい。楽しんで来なさい。」