Never say good-bye

「誰もこねーよ!さっさと金出したら何もやんねーよ!」


ついに!


ワイシャツのボタン全てが外された。


怖くて、怖くて、心の中でも大翔の名前を呼び続けた。


男が、あたしの体の異変に気がついた。






あたしの体には生きる事の意味を教えてくれた傷がある。








胸からへそにかけての大きな傷が。









「なにこれッッ?」

愛結が驚いた顔で言う。


あたしは涙で話すことさえできなかった。




他人から見れば気持ち悪い傷。でもこの傷には意味がある。こんなこと話しても仕方ないと思った。



あたしを押さえつけていた手がはずれた。




急いでその場から逃げた。




路地を出た。



ここまでは、覚えている。


そのさきは今も思い出せない。




私にとっての友達なんて所詮こんな物だったなんて。

期待なんてしてなかったけど、悔しい。


利用されただけだったなんて……


虫けら同然だったなんて…