Never say good-bye

やっと玄関まで着くと鍵を開けた。


「お母さん。赤ちゃん産まれそう」


車で病院まで連れて行ってくれた。痛みでだんだん意識が遠退いていく。


ポワンとした感じになりやがて痛みもどこかにいっていた。



ふと、意識が戻ったのは病院に運ばれてすぐの事だった。


「仙崎さんの心臓に負担がかかっています。自然分娩は難しいかと思います。」

「せんせ…。この子は、天国の夫から届いた、奇跡のプレゼントなんです。だからなんとしても、自分の力で産みたいんです…。」


「ですが、母子共に危険な状態になりますよ。」


「大翔が守ってくれます。赤ちゃんもあたしも。信じてるから。」


「わかました。リスクは承知の上で自然分娩しましょう」