准教授 高野先生の結婚


さーて、彼と私の“ご希望”は――

つや消し加工のドクロが素敵!しびれるパンクテイスト!……ではなく。

レーザービームも発射可能!飛び道具加工付き!……でもなく。

結局は――


「ハイ!なるほど、飽きのこないシンプルで洗練されたデザインですね!」

「「はい……」」


絶対に妥協しないぞ!はりこんじゃうぞ!

そんなふうに意気込んでいたわりに結果はコレ。

某100円ショップ(ダ○ソー?)の商品風に言うならば――

“THE 地味”みたいな……。

でもでも、二人の希望がそうなのだから仕方がない。


しかしまあ、接客のプロってすごいと思う。

“THE 地味”を“シンプルで洗練された”なんて言い換えちゃうんだもんね。


「ハイ!それでは、さらに詳しくご要望をお聞かせ願います!

材質ですとか、お石を入れたいですとか、その他どんなことでも!なんなりと!」


まるで“腕がなるぜ!”と言わんばかりの接客ぶりの加藤さん。

もちろん、私たちだって望むところダ!