ケーキも食べ終わってテレビを見ていると

「はい!私たちからのプレゼント!」

とお母さんが可愛らしいラッピングで包まれた箱をあたしに渡してきた。

「ありがとう」

そう言って受け取ると、お父さんが

「開けてみなさい」

と言ってきたので、あたしはドキドキとした気持ちでラッピングを丁寧に取り、中を開けてみた。

「わあああああ!」
あたしは嬉しくなって、つい声が大きくなる。
中に入っていたのは、あたしがずっと前から欲しかったものだったのだから。