龍人大戦

神の国、日本。
その島国は誰も近づけない魔法の結界がはられている。
何故なら、人間の天敵であった龍人の本拠地が、その国であるから。

龍人族…現在に至っては、一般人から詳しい情報を得ること事態難しい。それほどまでに人類にとって、龍人と言う存在はトラウマなのだ。

かつての話…龍人大戦と呼ばれる、人類と龍人の大戦争。
圧倒的に人類側が不利だった。
そもそも勝負にならないのだ。龍の力と人間の知恵を併せ持った龍人…生身の人間で相手をするには無理がある。
人間側に数的有利があっても、その差は縮まらない。
敗北と逃走を重ねる人類。
このまま、龍人の圧勝かと思われた…だが。
人類を救う…いや、実際『彼ら』がなにを目的としていたのかはわからない。
とはいえ、龍人と戦える術を持つ実力者たちが現れたのだ。

龍人大戦における英雄が一人。
アイスガール・アンティロア。

魔法を心得る者全てにとって、憧れの存在である彼女。
この世に存在するすべての魔法を極め終わった究極の天才。
魔法研究機関『蜥蜴』の創設者でもある。彼女の龍人大戦における活躍は、計り知れない。
彼女本人の武功は勿論、武具の魔法強化手順の確立、強化人間の開発、日本の結界も彼女の力だという。
龍人大戦の貴重な生き字引でもある。

龍人大戦の英雄が一人。
ベルウェル・ザトウ
ヴァルキュリアボイスをもつ巫女。
戦闘高揚と言う意味で、一般兵に対して多大なる貢献をしたと言う。大戦で死亡したのが確認されている。