「はい。このコロシアムはS、A、B、C、D、E級とランクがわかれています。選手として登録されていなくても、S、E級なら飛び入りで参加できます。各種料金明細はこちらを参考に」
言いながら、少し大きめの紙を差し出す受付嬢。
それを受け取る僕。
「Eランク参加費用は無料…つっても、勝ったところで200ミル(日本円で200円)なんですね。安いなぁ…」
Cランクから参加費用が一万かかると表記されているが…とはいえ、勝てばまとまったお金がはいる。
Cなら10万、Bなら50万、A級なら200万だ。
「登録すれば、すぐA級で闘えるのですか?」
マリアさんは値段をみるなり、すぐ質問した。
そりゃそうだ。ギルドで使う金はC級以下の小銭じゃ全然たりない。
最低限、B級から始めたいところ。
「いえ。色々決まりがありまして、E級から地道にいくしかありません」
受付嬢の返答にため息をするマリアさんだった。
「あの、S級の賞金がかいてないんですけど」
僕の質問に受付嬢は、ああ~と答える。
「S闘技場はコロシアム側から賞金は一切でません。闘士同士、またはその闘士のオーナーがなにかを賭けあって勝負します。それがお金でも、宝石でも、人身でも、名誉でも構いません」
…人身。笑顔で結構えげつないこと言うなぁ。
「つまり、S闘技場の場合、コロシアム側は観戦者を含めて、立会人という意味合いが強いです。ですから、飛び入り参加も許可しているのです」
言いながら、少し大きめの紙を差し出す受付嬢。
それを受け取る僕。
「Eランク参加費用は無料…つっても、勝ったところで200ミル(日本円で200円)なんですね。安いなぁ…」
Cランクから参加費用が一万かかると表記されているが…とはいえ、勝てばまとまったお金がはいる。
Cなら10万、Bなら50万、A級なら200万だ。
「登録すれば、すぐA級で闘えるのですか?」
マリアさんは値段をみるなり、すぐ質問した。
そりゃそうだ。ギルドで使う金はC級以下の小銭じゃ全然たりない。
最低限、B級から始めたいところ。
「いえ。色々決まりがありまして、E級から地道にいくしかありません」
受付嬢の返答にため息をするマリアさんだった。
「あの、S級の賞金がかいてないんですけど」
僕の質問に受付嬢は、ああ~と答える。
「S闘技場はコロシアム側から賞金は一切でません。闘士同士、またはその闘士のオーナーがなにかを賭けあって勝負します。それがお金でも、宝石でも、人身でも、名誉でも構いません」
…人身。笑顔で結構えげつないこと言うなぁ。
「つまり、S闘技場の場合、コロシアム側は観戦者を含めて、立会人という意味合いが強いです。ですから、飛び入り参加も許可しているのです」
