太「美羽、何その恰好っ?」

お願いだから笑わないで(泣)

「美羽ちゃん、可愛い♪」

陸君は笑い方も可愛いよ

「ホンマ!バカやな!
 あの本に書かれたことを
 信じてもーて!!
 あの
“尚、美羽ちゃんの場合は
 メイド服で!!”
 のとこはな
 フェイクやフェイク☆」

お腹を抱えながら笑う琉生さん


フェイク
・・・・
やばい、泣けてきた!!

「あっ、大食い娘、
 泣いてるの!?大丈夫?
 俺が慰めてあげようか??」

壱君が
私が泣き始めたのに気付き
私に近寄ると
心配そうに私の顔を覗き込む


「わたし、大食い娘じゃない・・
 それに、慰めなくていい」
「そうだ!!」