翌朝――――





いつも通りの朝が来た。


いつものように家を出て、学校に向かう。





昨日のこと。


結局最後まで泣き続けて、


気がついたら暗くなっていて、、、


学校は出たけどでもないていたっけ。





まだ数えるほどしか過ごしていない高校生活。


はじめは、中学と全然違う雰囲気にのみこまれて


びっくりするしかなかったんだ。


でも、やっと生活にも慣れて、


友達も少しずつできて、


だんだん楽しくなってるんだ。





4月とはいえ、もうすでに桜は散り、


新緑が顔を出している。


散った桜の花びらが、まるであたしの気持ちみたいで


また悲しくなってきた。




まわりはカップルが仲良く話しながら


どんどん校門をくぐっていく。


やっぱりあたしには・・・・。


昨日の記憶があたしを締め付ける。