「あのさ、
クリスマスのことなんだけど…、」


真未がそんな話をしてきた。






クリスマス。


そんな恋人たちの日まで


もうすぐだ。





俺と真未のクリスマスはどうしようか。


そう考え始めたのは11月の終わり。


どうしても真未と楽しいクリスマスを過ごしたくて


俺としては珍しく


いろいろプランを立てたり


街をねり歩いたりした。






それだけ俺は


今年のクリスマスに賭けていた。





特に深い理由はない。


だが、大切な人と過ごす初めてのクリスマス。


それに気合いを入れるのは


変なことか??