「佑太くんだって
真未と楽しいクリスマスを送りたかっただけのはずだよ。」





お姉ちゃんのその言葉に


あたしはまた涙があふれた。


あたし、やっぱりわかってなかった。


佑太にわるいことしちゃった。






走り出したあたしに


茫然としていた顔を思い出す。






すごい罪悪感がくるとともに


佑太に謝りたいと思った。




「どうしよう…
あたしとんでもなことしちゃった!」



「大丈夫だよ。」



お姉ちゃんは言う。


「それくらいのこと、
交際してるならあるって。
大事なのはそこからどう動くか。だよ?」




やっぱり…


お姉ちゃんは大人だなって感じる。


あたしもいつか


あんな人になりたい。