「は…はぁ??」



色っぽい声を耳元で聞かされ鳥肌が立った




今度は三木とは違う聞き覚えのある声が



「お取り込み中悪いが、姫さん
あんた周り見た方がええで。」



…中井くん?



「ぅん。ちょっと、まずいかも」



…祁答院くんも?


2人とも三木についてきたんだ



あたしが振り向くと、三木の後ろにたっていた中井は顎を小さくあげてあたしの教室を指した



中井に言われてあたしは教室を見渡す

















みんな冷たい目線で
あたしを見る。


うっ嘘でしょー


クラスの友達全員が今あたしの敵になるわけ?



冗談じゃない。