逃げたくても翔平の両腕に閉じ込められてて、逃げるに逃げられない 「ちょっ…ちょっと、どいて…ょ」 声はだんだん小さくなった 多分語尾は聞こえなかったと思う あたしは翔平といちゃいけない そんな、ジタバタするあたしに翔平は 「大人しく、聞け」 そう耳元で切なそうにいとおしそうに囁いた カシャン 翔平が強く握ったフェンスがまた鳴った