あたしは身体の力が全て抜けるような感覚に襲われた



ショックだった



あたしが愛結ではなく麗羅だったことよりも、翔平をそんな目に会わせてしまったことが……




「あたし達が記憶を取り戻してもらおうと考えてた中、翔平だけはそれに反対したの

なかったことにしたほうが、麗羅にとっていいってね」



次第にあたしの目に涙が溢れだす



「そして、思い出さないためにあたし達はあなたと赤の他人と言う立場になった

そのときにけじめをつけるため翔平は髪を金色に染めたわ…それが理由」




っとレーラが言い終わるかいなや、あたしはまだふらつく身体でその場から逃げるように駆け出した