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気付けばあたしはびっしょり汗をかいていた



「やっと思い出した?」



現実に戻ってきたあたしにキツい言葉を振りかけるレイラ



あたしの隣には、崩れたあたしを支えてくれている翔平がいた



あたしはさっきのが夢じゃないことを確信する




…そっか、あたしが麗羅だったんだ




「麗羅。あたしはね、翔平は必ずあなたの所に行き着くと思った
だから、亮平とそっと後をつけていったの」