あたしを見下す男の顔にさっきのニヤついた表情はすでにない



「調子に乗るのもいい加減にしろよ!!」



今度は男の足があたしのお腹にめり込む



「ゲホッ…ー」



「こいつうるせぇから、寝かせとけ」



男の指図する冷たく低い声が上聞こえてくる



とっさに足が外されたネックレスに手を伸ばし、しっかりと握った



その瞬間、あたしの首の後ろに激痛が走り、段々と視界がボヤけ、薄れていった