~帰り道~

















「ねぇ…」




「…」




「ねぇってば!」




「ぁん?」




「なんで、手繋いでんのよ」



あたしの手はなぜか、三木の大きな手にしっかり包み込まれている


…なんで、こんなことになってんのぉ!?



これぢゃぁ、まるで、カップルみたいぢゃん



「いや?」



「イヤ…」


三木の手に込められた力が緩む


「…!ぢゃないです……」



「素直でよろしい」



と言ったかと思うと、三木はあたしの指に自分の指を絡めた