その後、お互い無言のまま時が過ぎていった





携帯の時計を見ると、既に6時を回っていた



…そろそろ家に戻らないと



「三木、あたし帰るね」



結局、なんで呼び出したのか分からなかったけど、もういーや



あたしはスクールバックを肩に掛けて立ち上がった



「ぢゃぁね」



三木はこっちを見向きもしない



…なんてヤローだ


まぁ、解放されたから…



「俺も帰る」




…はい?



「ぐずぐずしてんじゃねぇよ。行くぞ」



えぇ、解放されると思ったのに


…いいよー来なくて、


むしろ来ないでよぉ~