そのビルは、白く塗られたギリシャチックな外観に高級感を漂わせ
入り口から見える1階はレトロなシャンデリアの明かりで照らされている
大理石に金の模様が見えるフロント(かなぁ?)ではお姉さん方が丁寧にお辞儀をしてる広い空間が見える
そして、見上げれば首が痛くなるぐらい高くてひっくり返っちゃいそう、、
ここ俺ん家って…
いやいや…
明らかに入り口横に
“ホテル・ルノアール・ラベ”
って書いてあるぢゃん
しかも、下の方には小さく“国承認”って
どう考えても高級ホテルだよ…王子。
入っていこうとする三木にあたしは頭も体もついていけなかった
「なにしてんの、来いよ」
立ち止まっているあたしに三木は言う
「でも…」
あたしの視線はホテルから離れない
「ったく…とろい」
三木は呟いて固まっているあたしをホテルの中にへと引きずり込んでいった

