そう、確かに亜希は三木の嘘のせいですごく怒っていた……はず
「間に合ったかいな?
翔平ひとりで突っ走るんやもん
まぁ、翔平に心配するだけ損やけど
今回は、愛結ちゃんがからんどるしなぁ」
亜希が答える前に低い関西弁がコンクリートの空間に響く
亜希は一度その声の持ち主、中井要を見て、あたしに向き直し言った
「あのね……ホントのこと全部、中井くんと祁答院くんから聞いたの。
…それでね、あれからよくよく考えてね
あたしのためにやってくれたのに
あたし、、勘違いしちゃって…
それに、さっき愛結が危険な目にあってるって聞いていてもたってもいられなくて…」
何を話していいか分からない様子だ

