「ふん。
お前も今日はよくしゃべるじゃねぇか」



ばつが悪そうになっていた亮平だが、
ついに、開き直ったように言う



「てめぇの意見なんて聞いてねぇんだよ
俺に成り済ましてんのか?
してねぇのか?答えられねぇの?」



少しずつ三木の声は怒声に近づいていく




「なんだ、お前。
なめんじゃねぇぞ!!」



近くにいた亮平の子分みたな男が三木に向かって拳を振り上げた



「危ないっ!!」



とっさに声が出た