"誰か、助けて…"

そう叫びたいのに、

叫び声をあげる事さえあたしは忘れてしまったらしい。

こんな世界、全て、全て
うそっぱち。

こんな世界なら

壊れてしまえばいい。



感じ風の冷たさだけが

指先に感じるアスファルトの冷たさだけが

あたしのリアル。