_シャカシャカ・・・・

歯磨きをする。

んー、久しぶりに風邪を引いたなぁ。

「ひーな♪」

「何?」

「やっぱり、一目惚れした?」

「ブハッ!!」

何?!

「なんか、昨日から様子変だからさ。まさかとは思うけど。」

「あるわけないでしょ?」

いつものように、冷たく言う。

「だーかーら、姫奈のそーいうとこ可愛くないの!」

「黙れ、この馬鹿姉!」

「あんたより、馬鹿じゃないですwww!」

「だーー、うるさい!」

私は、歯磨きを終えて部屋に入った。

重いスクバを持つ。

「おっもーーーい!」

ま、これだけ入ってれば重いか。

そして、下に降りた。

時計を見ると8時すぎ・・・・。

「遅刻しちゃう。。」

「ちょっと、始まったばっかりなのにやめてよ?」

お母さんが笑う。

「大丈夫だし、じゃ。」

_バタン

自転車通学は、まだ慣れなかった。

中学は、近所というまででもなかったが歩いて通った。

カギを付けて、自転車をこごうとした。

_ガシャ_

え!?

今、なんかいやな音が・・・。

車輪を見ると、見事パンクしている。

「わー、なんでこんな時に!!」

今から歩いても、絶対間に合わない!

うー、こんな遅刻やだ!!

でも、走るしかないよね!?

「自転車のバカーーーーーーーーー!」

そう言いながら、走った。