ツンデレ姫とニコニコ王子

「ただいまぁ・・・・って、お姉ちゃん達帰ってたんだ。」

空が、唖然としながらこっちを見て言った。

「「空、おかえりー。」」

3人で声を合わせて言った。

「何して・・・るの?」

な、情けない!

「もう、だめでしょー。姫奈。」

はぁっ!

「う、うるさぁーーーーい!」

私は、苦笑しながら部屋に向かった。

「姉のばかやろーーーーーーーーー!」

枕をバンと叩きつけて、枕をたたいた。

「ばぁか、ばぁか!」

何本気になってんだろ、私。

馬鹿なのは私だよ。

あ、明日から勉強始るじゃん。

「えっと、明日は・・・・・。」

数学があるぅし。

うぇー。

ちょっと、勉強して寝ようかな?

そう思って、折りたたみの机を出した。

時計の音だけが、私の部屋に響く。

_カチコチカチコチ

数学は、かなりの苦手で・・・・・。

受験では、その他以外の点数で合格できたと思う。

だから、少しでも時間があったら数学をやる。

これを目標にして頑張った。

5分、10分、15分と時が流れる。。。

で、で、できた。

30分間で7問解いた。

嬉しいような、悲しいような。

「時計を見ると、9時を示していた。

お風呂でも、入るか。

「姫奈ー、ご飯よ。」

あ、そっか。まだ、夕食食べてなかった。

「分かった。」

そう言って、下に降りた。