ツンデレ姫とニコニコ王子

「いいし、別に。」

「作りなさーい!」

なんで、桃姉に命令されなくちゃいけないの!?

「い・や・だ!」

「つ・く・れ!!」

・・・・プチ喧嘩をしていたら、お母さんが割り込んできた。

「はいはい、ここまで!」

「「お母さん」」

桃姉と声が重なった。

「姉妹+弟なんだから、喧嘩しないの!」

意味が全く分からないんだけど。

「あれ?ってか空は?」

桃姉が言った。

私達の弟、璃憧空。

現役の小学6年生(笑)

「空は、塾でしょ?」

私が言った。

「あぁ、空手か!」

「いいや、今日は塾だよー!」

「か・ら・て!」

「じゅ・く!」

「いい加減にしなさぁーーーーーい!」

お母さんが私と桃姉のほっぺを引っ張った。

「空に、買い物を頼んだの!」

どっちでもないじゃん!

「仲直り!」

「こうなやうと、なかあおいしあい!」

略:こんんあやつと仲直りしない!

「わあいあっえしあくない!」

略:私だって、したくない!

お母さんのつねりの痛みが増す。

「「いったぁぁぁぁ。」」

「謝りなさい!」

うぅ、もはやこれまでか?

_ガチャ