ツンデレ姫とニコニコ王子

_ガチャ・・・

「ただいまぁ。。。」

色んなこと語って、頭の中はグチャグチャ。

「おかえりー、ん?」

私のお姉ちゃん、璃憧桃。

「何?」

「姫奈、なんか魂抜けそうな顔してる。」

「別に、そんなんじゃないから__」

「姫奈は、いっつも不細工な顔そてるなぁ。」

ほっといてよ、ばぁか。

「どう?友達で来た感じ?」

「できたけど?」

「へぇ、でイケメン男子はいた?」

突っ込むとこ違うでしょ!

「いないし。」

「ふ~ん。」

桃姉はつまらなさそうに頷いた。

桃姉は大学生なのだ。

今は、2年目。

顔は、まぁ・・・中の下ぐらい。

_プッ

思わず笑う。

「何?まさか、私の顔は中の下だとでも考えた?」

_ドキ!

なんで、私の考えてることが分かるの?

しかも、まさかでも予想できないし!

「図星ね・・・・。」

「だ、だって本当のことでしょ?」

「はぁ?あんたなんて下の下の下の下の下の下の『下』よ!」

どんだけ下なんだし。

「仕方ないし、桃姉に似たんだから。」

「全然っ似てなーい!」

桃姉が笑う。

「彼氏、いないくせに言うな。」

「___っ。」

桃姉は超イケメンの彼氏がいるらしい。

私は、知らないけど?

「姫奈もいい加減つくれば?」

ほっとけーーーー!