ツンデレ姫とニコニコ王子

「熱はないみたいだけど?」

_ドキドキ

そーいうことやめてよぉ・・・。

心臓がもう破裂しそうだよ。

「ないもん。」

「顔、赤いよ?」

キレイな顔でこっち見ないでよ。

身体が熱くなっちゃいそう・・・・。

_ハッ!!

「う、うるさぁーーーい!」

手をブンブンさせて言った。

「フフッ。」

な、なぜに鼻で笑う??

「姫奈ちゃんって面白いね。」

ずきゅん。

さっき、美麗ちゃんに撃たれた男子のように

私も、この人に心に撃たれた。

「面白くないし。」

「あ、あと俺のことすずとって呼んでね?」

・・・・・・んえ?

涼斗って下の名前ぇぇぇ!?

「・・・・。」

「す・・・す・・・。」

言うんだ、私!!

可愛くない態度だったんだから

これぐらい・・・。

「す、す・・・・すず・・・・・・と。」

プシューーーー

湯気が出そぅ。

「よくできました、なんちて。」

そんな、彼を見つめていた。