「オレのクラスに、猫子という奴がいる
んだが・・」
ネコマニアがメガネを中指でくいっと
上げて話を続ける。
聞いていた一年生の一人が、つられて
自分もメガネをくいっと上げた。
「この猫子という奴は、ひっじょ~に
頑迷な奴で、マンガ、アニメのすばら
しさを頭から分かろうとしないかわい
そうな奴なんだ。
平田! お前ならどうしてやる?」
「そうですね~、僕ならがんばって、
その子にアニメのすばらしさを教えて
あげますね」
「おっ、分かっているじゃないか。
そうそう、それが「慈悲」って奴
だよなあ。
でもな、オレのおじさんがこう言って
た。
「猫を見て法を説け」
その猫その猫に合わせて、ふさわしい
アニメを教えてやらなきゃならないっ
ことなんだよな。
でな、オレは明日から、あいつにふさ
わしいアニメを教えてやろうと思う。
諸君も、それぞれの身近な相手を、
アニメの幸福道(こうふくどう)に
がんばって導いてやるように。以上!」
んだが・・」
ネコマニアがメガネを中指でくいっと
上げて話を続ける。
聞いていた一年生の一人が、つられて
自分もメガネをくいっと上げた。
「この猫子という奴は、ひっじょ~に
頑迷な奴で、マンガ、アニメのすばら
しさを頭から分かろうとしないかわい
そうな奴なんだ。
平田! お前ならどうしてやる?」
「そうですね~、僕ならがんばって、
その子にアニメのすばらしさを教えて
あげますね」
「おっ、分かっているじゃないか。
そうそう、それが「慈悲」って奴
だよなあ。
でもな、オレのおじさんがこう言って
た。
「猫を見て法を説け」
その猫その猫に合わせて、ふさわしい
アニメを教えてやらなきゃならないっ
ことなんだよな。
でな、オレは明日から、あいつにふさ
わしいアニメを教えてやろうと思う。
諸君も、それぞれの身近な相手を、
アニメの幸福道(こうふくどう)に
がんばって導いてやるように。以上!」


