ネコ専務シリーズ2

「じゃあ何て言えばいいんだよ」

「それは・・村上さんとか」

「猫子ぉ~、お前と俺の間でそれはない
 だろぉ~?
 
 小学校のときからの仲じゃないか
 よ~」

そうなのだ、ネコマニアと猫子は、この
高校では2年生になって同じクラスに
なっただけだが、

小学校のときは5,6年生のとき一緒
のクラスだったのである。

しかもネコマニアの記憶の中では、
けっこう仲が良かったように思っている
のだった。

だが猫子は案外冷たい。
「ほら、ホームルームが始まるわよ」
という一言で、この会話はいったん
打ち切りになった。