クインは

「I can`t speak English!」
    (私は英語が話せません)

と言って逃げようとしたが、少年の
一人は

「ワタシ、ニホンゴ ハナスデス」

とカタコトのニホンゴを使い始めて、
離してくれない。しかしネコ博士が

「コラ。君たち、私の娘に何か
 用かね?」

と完璧な英語で間に入っていくと、少年
たちはチッと舌打ちし、

「バカー、アホー、オマエ、ママデベス」

と捨てゼリフを吐いて去っていった。