ネコ専務シリーズ2

オンウニャウニャだとか、ソワカだとか、
サンマンダ~だのと聞こえてくるネコ
住職の呪文を、

(サンマが何よ?)

と思いながら聞いていたシロは、ふと
脳裏に違和感を感じた。何かが、頭の
中でうごめく感覚がしたのだ。

ネコ住職の呪文はいつの間にか止んで
いた。

「シロ、どうだい?」

ネコ専務がそう聞くのを、ネコ住職が
そっと左手をあげて制した。黙れってか、
バツが悪そうにつぶやいて、ネコ専務は
静かになる。

(エビちゃん・・じゃなかったな、
 シロさん、聞こえるかい?)

(え? あ、これもしかしてテレパシー
 ??)

シロは驚いたが、ひっくり返るほど驚い
たわけではない。猫はもともと霊的な
生き物なので、テレパシーを使える4つ
足はときどきいるのだ。