ぼくの太陽 きみの星

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昼休みのチャイムがなる。


「未怜、おべんと食べ……」


梨香の声より先に、教室を走り出ようとした。


昼休みは長いから、教室でじっと探り合いなんて無理。



「あ、ちょっと、未怜……」


「未怜ちゃん!」


別の声が背後から追いかけた。


よく通る、凛とした声。



(――!)



琢磨くんは昔から足が速い。


――逃げ切れるわけなかった。

教室を出たところで、後ろからしっかりと抱きつかれてしまった。



「未怜ちゃん」


暖かい、力強い腕。



「お願い。


ぼくから逃げないで」