ぼくの太陽 きみの星

「あ、未怜おかえり」

「ただいま」


鷹耶は一見何気ない様子で、一瞬だけ、あたしたち二人に探るような鋭い一瞥をくれた。

そして、表向きの笑顔であたしにニッコリ微笑みかける。


「……デート?」


そして、まるで興味なさげに、自転車を置いてすたすた家に入ってしまった。




「……未怜ちゃんって、兄弟いたっけ?」


しばらくして、琢磨くんがやっと口を開いた。


「あの……ママの再婚相手の……連れ子っていうの?」

「ええ?」


琢磨くんの茶色い目が丸く見開かれた。


「……あんなに歳の近い男が家にいるんだ。

しかもあんな……」


(あんな……?)


しばしの沈黙。



やがて、琢磨くんは少し眉を寄せた。


「……どこかで見た顔だと思ったら。

あの人知ってる」