ぼくの太陽 きみの星

「どこ行く?」

「ええとね……」



新しくできたかわいい雑貨屋さん。

有名なケーキ屋さん。

ゲーセンで大騒ぎ。

川のほとりを散歩。



あっちもこっちもカップルだらけ。


あたしたちは、きゃっきゃ言いながら、そんな中に溶け込んでた。


しっかり手をつないで。



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「楽しかったぁ~」


もう日も落ちて薄暗くなった道を、あたしの家の前まで来たとき。


キキーー


背後から、耳障りな自転車のブレーキ音がした。


いやな予感がして振り返ると。

……やっぱり。


自転車にまたがって、風に髪をなびかせて颯爽と帰ってくる鷹耶の姿が見えた。