ぼくの太陽 きみの星

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「もしもし?


……今駅を出たところなんだけど、南側の出口でよかったかな。

……うん……で、ここをまっすぐだね?

未怜は今日は遅くまでいいのかな?」


未怜という名前を聞いてふと顔を上げる。


(そんなによくある名前じゃないと思うけど……偶然だな)


前からきびきびと歩いてくる、すらっと背の高い人。

40代くらいかな?


携帯を片手に、うれしそうに微笑んでる。

こっちもつられて微笑みたくなるくらい、顔じゅうで微笑んでる。


「わかった、それじゃ、……10分ほどで着くんだね」


10分って着くって、それも偶然だな。

ちょうどあのハイツまで10分くらいだ。


……って、そんな偶然ってある?


「じゃあ、鷹耶くんも、あとで」


やっぱり!

あそこへ向かってるんだ。