ぼくの太陽 きみの星

「未怜ちゃん……」



かわいそうに。


現実を受け容れられなくって、心を閉ざしてたんだね、きっと。



泣きたいだけ泣けばいい。


じわじわと戻ってくる心。

襲いかかる現実。



涙が彼女の心を濡らす。




ぼくは、あわただしくコーヒーカップを置くと。

いまや、しゃくりあげながらぽたぽた涙を流している未怜ちゃんの肩を抱き寄せ、こわごわと髪をなでた。



未怜ちゃんはそんなぼくにもたれて、声を殺して泣いた。

いつまでも。



(未怜ちゃん……)



――簡単なことだったんだ。



ハレモノ扱いをして、遠巻きに様子を見るんじゃなくて、

もうちょっと早く、真っ正面から向き合ってあげればよかった。



未怜ちゃん。

ごめんね。