ぼくの太陽 きみの星

未怜ちゃんのお母さんに大きなことを言った割には、ぼくにはほかに具体的なプランがあるわけじゃなかった。


どうしたらいいのかな。

いっぱい話しかけるのがいいんだろうか。


ためらっていると、未怜ちゃんの体がぶるっと震えた。

寒そうに自分の肩を抱く。



――しまった。

体が冷えたかな。



「ごめん、アイスとフルーツじゃ寒いよね。

ちょっと待ってて」


ぼくは慌てて下に駆け下り、母さんにコーヒーを頼んだ。


うちの母さん、料理はいまいちだけどコーヒーだけは絶品なんだ。

豆にこだわりがあるんだそうで、その辺の喫茶店よりおいしい。

ぼくにはよくわからないけど、ハワイ産のフレーバーコーヒーとかいうものらしい。



2人分のコーヒーを持って部屋に戻る。

未怜ちゃんの冷たい手にコーヒーを持たせた。


バニラの濃厚な香りが部屋いっぱいに広がって。

あつあつのコーヒーを二人で静かに飲む。



――おいしい。