ぼくの太陽 きみの星

それでもぼくはめげなかった。


多分、見せるだけじゃダメなんだ。


ぼくは急いでいちごにピックを刺して、未怜ちゃんの手に握らせた。

手をそっと持ち上げる。


未怜ちゃんは、しばらく手元をぼーっと見ていたけど、やがてゆっくり口に運んだ。



(よかった……)


心底ほっとする。

何となくコツがわかってきたような気がして調子に乗ったぼくは、カットフルーツを少しずつ未怜ちゃんに渡していった。



未怜ちゃん、多分いま食べるだけの気力と体力がないんだ。

食べるのにも、それなりにエネルギーが要るんだから。

だから、できるだけ労力を省いてあげれば、何とか食べられるのかもしれない。



ある程度食べると、さすがにもう入らないみたいで、未怜ちゃんは差し出されるメロンに首を振った。


(もう無理かな)



……まぁ、今日はこのくらいでいいか。


いいや、明日もちょっとずつ食べてもらえば。