ぼくの太陽 きみの星

マリカさんは暗い表情。

声がだんだん低くなる。


「……ごめんなさい。

だってあのときは……反対されたから」


急に男の声に戻って話し続けるマリカさんに、あたしは席を外してジュースを淹れに行った。

しばらくして戻ると、ちょうど電話を切るところだった。


「……んじゃ、また連絡する。

……またね」


マリカさんは携帯をソファに置くと、あたしにぎゅっと抱きついた。


「ありがと、未怜ちゃん……ありがと。

みんな元気だったわ」

「よかったね!マリカさん!!」

「すっごく怒られちゃったわ。

どうして連絡よこさないのかって」

「ずっと心配してたんだよ、きっと。

だって、家族だもん」



マリカさんの半泣きの笑顔に見送られ。



(ありがと……さよなら、マリカさん)



あたしは借りた服を着て、一番しやすいところからアプローチすることにした。