ぼくの太陽 きみの星

実は、意地を張りつつも、家のことは死ぬほど気になってた。

ひとり置いてきてしまった鷹耶のことが。



鷹耶は、許してもらえたのかな。

それともボロクソに言われたのかな。



あたしがあんなに怒って、キレて飛び出して、鷹耶もあきれてるかもしれない。




――鷹耶と話したい。



鷹耶の顔が見たい。

声が聞きたい。




「あたし……一回、様子見に行ってみる」

「うん、それがいいよ」


マリカさんはうなずいた。


「元気でね、未怜ちゃん。

またいつでも遊びにきたらいいから」


突然、まるで今生の別れのようにあたしをぎゅっと抱きしめるマリカさん。


「……このまま帰るとは限らないから……」


言い訳のようにくどくど言うあたしに。

マリカさんはやさしくなぐさめるように言った。