ぼくの太陽 きみの星

やめて、そういうこと言うの。


特別扱いするようなフリしないで。




照明を落とした薄暗い部屋で、温かいコーヒーをすすりながら。

あたしは、またさっきの話題を蒸し返してた。



「あたしがお兄ちゃんのお父さんの本当の娘だって聞いて、ショックじゃないの?」


さっきの一幕で引っ込んでいた涙がまたじわじわと復活する。



「別に」


鷹耶は即答し、またにっこり笑う。



「未怜こそ、どうして泣いてるの?」


鷹耶はあたしの髪に指をくるくると絡め、顔を近づけて耳元でささやいた。



「何がそんなにショックなの?」


どこかからかうような、やさしい声。

髪から離れた手が、肩を抱き寄せる。



「ねぇ……」


首に鷹耶のやわらかい唇が這う。