ぼくの太陽 きみの星

「実は……なんかずいぶんショック受けたみたいで……

ひどく泣いてたんです。

何かあったんですか?」


「あの……ちょっと……」


「ちょっと放っておけなくて。

今コーヒーでも淹れてこようかと思ったところで」


ちょっぴり慌てたような声。


鷹耶ったら、好青年のふりしちゃって。

あたしは一人で苦笑した。



礼儀正しい、慇懃な好青年。


最初はあたしもそう思ってたっけ。



最初の一瞬だけだけど。



「まぁ……でも、鷹耶くんのお勉強の邪魔でしょ?」

「1日2日で結果は変わりませんよ」

「ほんとに迷惑かけて……」

「なるべく早く寝かせますから……」


なごやかな二人の声がだんだん遠くなる。


1階に降りながら話してるんだろう。