ぼくの太陽 きみの星

「お母さんに、愛してほしかった?


でも、そんな、作り上げた自分のイメージを周りに愛されても虚しいだけなんだよね。

それは”自分自身”ではないもの」


そんな外側の自分だけを見てもらっても、心にぽっかり空いた穴を埋められない。

ますます愛情を求めて、外側の自分をどんどん作り込んで、泥沼にはまっていくだけ。


でも、愛情を求めずにはいられない。



「わかるよ……。

あたしもそうだったもん。


いい子にならなきゃって思ってひたすら無理して。

ママに”この子は手がかからない子”なんて言われると、すごく虚しかった」


鷹耶の孤独を思って、あたしも辛くなってきた。

鷹耶への言葉は、あたし自身への言葉でもあったから。



「だれも、あたしの気持ちなんかわかってくれないんだって思ってたから」


パパがいなくなってから。

いい子になれば、パパが帰ってきてくれるんじゃないかって思ってたあたし。


(いい子にして頑張れば、パパはあたしを愛してくれるかもしれない)


あたしの頑張りの原動力はそれだった。



保育所育ちで、孤独で、寂しかった幼児時代。


明るくふるまいながらも、心には常に冷たいすきま風が吹いていた。