ぼくの太陽 きみの星

「ねえ……風邪引くよ?

服着なきゃ」


そっとむきだしの肩をゆすってみる。

穏やかな眠りの中にいる鷹耶はまったく反応がなかった。



(寝てるとこんな顔するんだね)


あたしは思わず微笑んだ。



いかに普段、この人が気を張って、緊張して生きているのか。


この、子どものような力の抜けきった寝顔を見ていると、それがよくわかる気がした。




この眠りを邪魔したくない。


あたしは起こすのをあきらめて、鷹耶の隣に横になった。





お父さんとも全然話さない鷹耶。

みんなに向けられる、外向きの笑顔。


礼儀正しい、品行方正な……



泣く子もだまる、優等生。




(鷹耶……


ひとりぼっちなのかもしれない……)



ふと、そんなことを思った。