ぼくの太陽 きみの星

あたしがちょっとくらい噛みついたところで、鷹耶にとっては何らダメージじゃないもの。


むしろ、何も言わないでいるのが、あたしにできる、ささやかな抵抗。




思いが千々に乱れつつ。

あたしはいつの間にか寝てしまっていたらしい。






カチャ。


小さな音がして。

ドアのすき間から細い光が部屋に差し込んで、目が醒めた。



「寝てるの」


低い声。


「寝てる」


即答する。

拒絶するように。




ゆっくりと近づいてくる気配がして――

やがてベッドがぐらりと揺れた。