ぼくの太陽 きみの星

「偉そうなこと言ってごめん。

でもそれは本当にそう思うんだ。


誰だってつらいことの一つや二つはあるし、それをいちいち人のせいにしてたら何も変わらないよ。

人を変えるのなんて無理だからね。


自分自身が変わらなきゃ」

「……そうだね、そう思う」


二人とも、前を向いたままブランコを揺らす。


日が落ちた暗がりで、お互いの顔が見えないというのは、本音の出やすい環境なのかもしれない。



「……弱ったな。

ぼくあの家に未怜ちゃんを帰したくない」


ぽつりと言う声。


「未怜ちゃんと同じ屋根の下にあの人がいるなんて、気が気じゃないよ。

……うち泊まらない?」

「……ママがダメって言うと思う」

「……そうだよね」


琢磨くんは暗い声でつぶやいた。


薄暗い公園に沈黙が落ちる。