ぼくの太陽 きみの星

「過去の話をしてるんじゃない。

今の話をしてるんです」


おそるおそる見上げると、琢磨くんのこめかみが怒りに震えてるのが見えた。




逆に、鷹耶は顔色ひとつ変えず、さらにものすごいことを言った。




「のぞきが趣味なら知ってるでしょ?


結構いいみたいだよ」




(ちょっと……鷹耶!)




あたしの全身の血がサァーーッと音を立てて引いた。



いくらなんでもそれはひどすぎるよ、鷹耶。



あたしにはもう、琢磨くんの顔を見上げる勇気はなかった。



「まぁ、いいよ。

未怜は貸してあげる」


人を小馬鹿にした態度。

勝負あった、とばかりににやりと笑うと、


「じゃあ、またね」


と、とぼけた挨拶をして、鷹耶はポーチへ上がって家のドアに手を掛けた。