「いってきまぁ~すッ!」
勢いよくドアを開けた。
今日から新学期だ。
どんなクラスなのかなぁ・・・。
楽しみだなぁ~。

「ちょっと!由香!!お弁当わすれてるってッ!!」

後から声をかけられた。

「ん~?あっ!!本当だ!!お姉ちゃんありがと~!」

私は坂本由香。
今日から中学2年生。

んで、この人がお姉ちゃん!
坂本百合香。
高1なんだけど、、、
超キレイで・・・

並んでたらあたしがブスみたいに見えるから
あんまり横にいたくないんだよね~

ま、もともと可愛くないんだけど、、、
やっぱり横にいたら目立つわけで~


買い物に2人でいったりしてたら
たまたまいた近所のおばさんが

「あ~ら?百合香ちゃんと由香ちゃん!2人で買い物~?」

とかなんか言ってきて。
お姉ちゃんも

「そうです!今日もあついですね~!!」

とかいって。


おばさんが、

「ふふふ。百合香ちゃん可愛いわねぇ~」


って。

話かわってますけど・・・・。
会う人だいたいがお姉ちゃんの事ばっか。

ちょっとうらやましい。

なんで同じ親から生まれてきたのに
アタシの顔も似たようなんじゃないんだ。
って思う。

でもお姉ちゃんの事は大好き。

いつもアタシの事、心配してくれるし。
いちばんアタシの事わかってくれる人・・・・。



「ちょっと~!?聞いてる??お弁当!!」

え・・・。あ!

「あ!本当だ!!ありがとう!!」

「いいよ~!じゃぁ、いってらっしゃ~い!」

お姉ちゃんに言われてきづいた。
学校いかなきゃ!
せっかくはやく用意したのに・・・!

「あぁ!!!そうだ、いってきまーす!」

アタシは走った。