sweet☆シンデレラ

「大丈夫だから…ね??」

「優馬ッ…。」

大粒の涙を流しながら私は必死に優馬の名前を何度も呼んだ。

「とりあえずさ…。ココ、移動しよ…。」

私達の回りには、いつの間にか人だかりが出来ていて、軽い渋滞を作っていた。

優馬を跳ねた車は、逃げるようにその場を去り、一つのテレビのニュースを目の前で見ているようだった。