「・・・・でもどうすんの?」
「何が?」
「あの・・・えっとアレ・・・
何だっけ・・・ええっとぉ」
「学園祭!!!」
どうやらこの学園の
お嬢様&おぼっちゃまは
“学園祭”という名の祭典を
ご存じないらしい。
去年まではずっと
英語論文発表会という
私にはさっぱり理解できない祭典が
この学園では行われていたらしい。
今年もそれでいいか、
という話だったが、
それは何が何でも阻止しなければと
思い立ち、提案したけど・・・
学園祭を知らない彼等に
それは一種の祭典だと
説明したのが間違っていたのか、
「じゃぁあの有名なピアニストを
呼ばなくては!」だの、
「ドバイに新しくできた
あのホテルで行いましょう!」だの
私の言いたい学園祭とは
ほど遠く離れた想像を
させてしまった。
そんな私に
助け船を出してくれたのは海斗。
『違うよ
そんなんじゃない
もっと面白いものなんだよ
な、舞香!』
『え・・・う、うん』
『海斗さまがそう仰るなら
構いませんけど・・・』
早乙女百合の
目力の効いた鋭い視線が
私を突き刺そうとする。
今にも私は肉片にされそうな勢い;
『下品な祭典はないのでしょうね』
『う・・・うん』
下品って・・・どういう意味?
まるでそれじゃぁ
私が下品みたいじゃない・・・
はぁ・・・
むかつくなぁッ
「・・・学園祭かぁ」
「何が?」
「あの・・・えっとアレ・・・
何だっけ・・・ええっとぉ」
「学園祭!!!」
どうやらこの学園の
お嬢様&おぼっちゃまは
“学園祭”という名の祭典を
ご存じないらしい。
去年まではずっと
英語論文発表会という
私にはさっぱり理解できない祭典が
この学園では行われていたらしい。
今年もそれでいいか、
という話だったが、
それは何が何でも阻止しなければと
思い立ち、提案したけど・・・
学園祭を知らない彼等に
それは一種の祭典だと
説明したのが間違っていたのか、
「じゃぁあの有名なピアニストを
呼ばなくては!」だの、
「ドバイに新しくできた
あのホテルで行いましょう!」だの
私の言いたい学園祭とは
ほど遠く離れた想像を
させてしまった。
そんな私に
助け船を出してくれたのは海斗。
『違うよ
そんなんじゃない
もっと面白いものなんだよ
な、舞香!』
『え・・・う、うん』
『海斗さまがそう仰るなら
構いませんけど・・・』
早乙女百合の
目力の効いた鋭い視線が
私を突き刺そうとする。
今にも私は肉片にされそうな勢い;
『下品な祭典はないのでしょうね』
『う・・・うん』
下品って・・・どういう意味?
まるでそれじゃぁ
私が下品みたいじゃない・・・
はぁ・・・
むかつくなぁッ
「・・・学園祭かぁ」
